畳ができるまで
畳づくりは、イ草の栽培から始まります。
真冬に植えられたイ草の苗は、春になると発育を促進するための「先刈り」が行われ、夏の間にぐんぐんと成長し、秋に刈り取る頃には150cm程になります。
刈り取ったイ草は「泥染め」と呼ばれる、泥の中への漬け込みが行われます。
この泥染めによって、私達が普段目にする畳の色に染められるとともに、イ草独特の香りや艶を良くします。
また、イ草が泥でコーティングされることにより、イ草そのものが保護され、畳の製造や使用中の傷を抑制する効果が得られます。
その後しっかりと乾燥させ、ようやく畳表の織りに使用できる状態になります。